Android 14 には壁紙の問題があります

サードパーティのアプリを使用して壁紙をカスタマイズしたい場合、Android 13 以降を使用している場合はショックを受けるかもしれません。

Google は常に、あたかもプライバシーに取り組んでいるかのように主張してきましたが、ここ数回の Android リリースでは、これに反対するのは難しいでしょう。 同社がプラットフォームのセキュリティを向上させると同時に、Android 13 と Android 14 に新機能を追加しようとしていることは明らかですが、すべての変更が良いものであるとは限りません。 実際、同社がセキュリティの向上として（ひそかに）宣伝している変更の 1 つは、偶然実装されたようで、サードパーティのアプリが実際に壁紙にアクセスできないようにするものです。

Android 開発者の Zachary Wander が共有した Mastodon スレッドの中で、彼は READ_EXTERNAL_STORAGE 権限を 3 つの個別の権限に分割することで、ユーザーの壁紙と対話するアプリがどのように機能しなくなるかについて概説しています。 これら 3 つの権限は、画像、ビデオ、オーディオ ファイルにアクセスするためのものであり、これは間違いなく良い変更です。 ただし、以前は壁紙 API (ユーザーの壁紙の取得を含む) にもこの権限が必要でした。 新しい権限も取得できず、Android 13 では READ_EXTERNAL_STORAGE 権限の付与がサポートされなくなったため、代替手段はありません。

この動作は昨年、Android 13 のリリース前にバグとして報告されましたが、Google は数か月間（最初の詳細情報の要求を除いて）応答できませんでした。 今年 5 月、Google 社員はこの問題は修正されないと返信し、次のように付け加えました。

「この動作について製品チームおよびエンジニアリング チームと話し合いました。彼らは、特権のあるシステム アプリのみが API にアクセスできるようにすることに協力的でした。」

なぜこれが重要なのかは多面的です。 デフォルトの壁紙 (またはその他のデフォルトの壁紙) だけで携帯電話を使用し、カスタマイズをあまり深く掘り下げない場合は、おそらく問題ありません。 ただし、壁紙を管理できるアプリはこれによって損害を受けることになります。 たとえば、LWP+ では壁紙のバックアップ、インポート、エクスポートにアクセスする必要がありますが、新しい Android バージョンをターゲットにするために必要になるとアクセスできなくなります。 このアプリは、マテリアル ユーのカスタム カラーの設定にも使用されますが、これが変更されない限り、将来的には使用できなくなります。 Google が現在公開しているタイムラインでは、アプリは 8 月末までに Android 13 をターゲットにする必要があると記載されています。

さらに悪いことに、ワンダー氏は、サードパーティのランチャーでカスタム壁紙を表示できないという問題に直面していると報告しています。 その正確な動作を再現することはできませんでしたが、最新の Android 14 ベータ版で多数のサードパーティ製ランチャーをテストしたところ、ランチャーの 1 つである Lynx Launcher で権限関連の問題が発生したことがわかりました。 必要な権限をすべて取得できなかったというエラーが表示され、修正できず、Google フォトからカスタム壁紙を設定できませんでした。

私たちが Nova Launcher にコメントを求めたところ、これまでのところサムスン関連のデバイスでパーミッション関連の問題が発生していることしか確認されていなかったが、同社の広報担当者は私に次のように語った。それを意図された動作としてマークしました。」 私が見せられた Samsung デバイスのアクセス許可の問題の 1 つは、Nova の壁紙ピッカー内から壁紙を設定すると、「アクセス許可が拒否されました」というエラーが表示され、壁紙が設定されないというものでした。 これらのレポートは Samsung デバイスからのみ発信されており、チームはまだ Google Pixel でそれを再現できていません。

明確にしておきますが、この API は特権のあるシステム アプリだけがアクセスできるわけではなく、そもそもこの状況を引き起こした READ_EXTERNAL_STORAGE 権限の分割における見落としと思われる結果でした。 この権限は実際には Android 13 にもまだ存在しており、Android 13 をターゲットとするアプリの場合、権限コントローラはそれを要求するアプリを単に拒否するだけです。Android の権限コントローラはプロジェクト メインライン モジュールであるため、理論上は Google が Android 13 でこの動作を修正できる可能性があります。デバイス。 現状では、Google はまもなく Android 13 以降を対象とするすべてのアプリの更新を要求する予定です。つまり、これらのアプリは壁紙にアクセスできなくなります。